5月3日(水) 快晴。白神岳山頂を目指して登山しましたが、「最後の水飲み場」を過ぎるといきなり雪渓が広がり、マテ山の尾根まで雪渓の上をほぼ真っ直ぐに登りました。
雪が残る白神岳登山道 芽吹きがまだ始まらないブナ林
途中、カタクリやキクザキイチリンソウなどがきれいに咲いていました。
カタクリ キクザキイチリンソウ
イワナシ
イワウチワ
5月16日(火)〜17日(水) 名古屋のダイハツ自動車の山好きな仲間でつくっている「ダイハツ21世紀会」のメンバー11名が、春の白神岳登山に山小屋一泊で挑戦しました。
途中には、シラネアオイ・スミレサイシン・オオカメノキなどの可憐な花が咲いていました。マテ山の尾根までは雪はなくなりましたが、山頂は尾根づたいに雪景が広がっていました。この日も天気は最高で、日差しもきつかったのですが、みんな元気に登坂しました。
このグループは、今まで屋久島をはじめ世界の世界遺産巡りをしてきて、今回は「新緑の白神」をと考えていましたが、白神岳では、「芽吹き」の状態でした。二股からは、春の雪解け水が増水して、もう一方のコースは通行止めでした。
5時間30分かけて、ゆっくり春の景色を眺めながら登りました。夕ご飯支度をしている途中に、白神岳のトイレ脇から、日本海の地平線に一気に沈む夕日を見て、全員感動です。
夜には、月が山小屋の上に現れました。星空もとてもきれいで、鯵ヶ沢町や深浦町の町明かりがきれいに見えました。岩木山もきれいに見えていました。この日は早めに夕食をとって寝ましたが、朝は4時頃起き、岩木山方面から出る朝日を待ちました。「ご来光だ〜」と叫びながら、朝日が真っ赤に見えるこの景色に、何にもない時代は、太陽が出ると共に起き、太陽が沈むと共に寝た生活を感じました。
早朝、普段起きない時間帯に起きて朝食をとりました。そして、下山。名残惜しいと思いつつ、10時頃には登山道入口に到着し、十二湖の青池と原生林を歩きました。青々として、透明感のある青池に全員魅せられていました。十二湖のあたりは素晴らしい新緑です。白神岳の山頂付近のブナの芽吹き、そして十二湖の新緑を一緒に味わうことができ、感動でした。
その後は、やっぱり温泉です。温泉と言えば「不老ふ死温泉」です。海の岩場の露天風呂に入って、体の節々の痛みや山の疲れも吹っ飛びました。
とにかく、元気な「名古屋ダイハツ21会」の皆様でした。また、いつの日か白神の植林事業でお会いできればうれしいです。お疲れ様でした。
文責: 永井 雄人
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