このコースは、石捷さんが実際に熊を追い求めて歩いた場所でもあり、赤石またぎの頭領、大谷石之丞さんがまたぎ小屋を建てていた場所です。滝があり、沢がありでかなりアドベンチャーで、白神山地の自然を満喫できるコースとなっています。

参加者は、熊を捕った時の狩猟話や、山で何泊もした時の話など、白神山地で自然と共生したまたぎの話と、ブナの森の大自然を歩くことによって、白神山地の奥深い歴史と文化も知ることができたと思います。

またこの日は、白神自然学校でお風呂に入り、地元の人達が食してきた、またぎ料理でもある「白神御膳」の味を楽しみました。

翌日は天狗岳登山の予定でしたが、あいにくの大雨で霧もでてきたので中止し、予定を変更して、赤石遺伝資源保存林、マザーツリー（４００年生のブナの巨木）を散策し、白神山地ビジターセンターを見学、最後に「グリーンパークもりのいずみ」という温泉（村市温泉）に入浴して、青森に戻ることにしました。

赤石遺伝資源保存林には、とてもきれいなブナが数多く残っています。ブナ林を歩くと、腐葉土だらけの大地はとてもふわふわしていて、足にもやさしい雰囲気です。雨が降っても、スポンジのように吸収してくれます。ブナの木々も「恵みの水」として、雨を喜んでいるようです。約１時間３０分ぐらい時間をかけて散策しました。

今回、悪天候のため天狗岳登山ができなかったのはとても残念でしたが、もう一度機会をみつけておいでください。お待ちしております。

-------------  秋のイベント　〜 植林ツアー 〜  -------------

９月２８日（金）、秋の植林ツアーが行われました。津軽沢林道の植樹地で、植林に汗を流しました。とても爽快な天候のもと、参加者は、一本一本５年生のブナの苗木を植林してくれました。

トガを持って土いじりをするのが懐かしい人、とても上手に穴を掘っている人と様々ですが、とても楽しい時間を過ごしました。