7月15日(日)、平内町夏泊半島の社会貢献の森で、第2回目となる「陸奥湾の海と山をつなぐ植樹祭」を実施しました。 【毎日新聞の記事はコチラ(PDF)】
(主催:陸奥湾の高温障害からホタテを守る植樹祭実行委員会)
前日には、浅虫温泉の辰巳館において、平内町漁業協同組合の三津谷廣明組合長と漁師の皆様とで、宮脇昭先生を囲んでの懇談会が開催されて、宮脇先生と漁師との間では、漁師が山に木を植えることの大切さが話し合われました。
次の日は不思議なことに、朝9時頃から雨がピタッと止みました。毎日新聞の方が、宮脇先生は「晴れ男」で通っているんだがなぁと言っていたのが、見事に当たりました。およそ150名の参加者が、この雨の中植樹祭に参加してくれました。この開会セレモニーが始まる前に、宮脇昭先生による植林リーダー研修会が行われ、世界の国から参加した学生等と、楽しくリーダー研修が行われました。
東南アジアの留学生に激励される宮脇先生
落葉広葉樹の名前を覚えさせる宮脇先生
その後、開会セレモニーが始まりました。最初に永井雄人実行委員長が、雨の中参加いただいたことに謝辞を述べました。
来賓挨拶では、青森県知事の代理で、青森県農林水産部の宝多森夫水産局長、平内町の船橋茂久町長、青森森林管理署の 馬場 敏郎署長からご挨拶をいただきました。
実行委員長の永井雄人 青森県農林水産部の宝多森夫水産局長
平内町の船橋茂久町長 青森森林管理署の馬場敏郎署長
毎日新聞青森支局の長尾支局長 「頑張ろうコール」をする奥村潮さん
そして、「頑張ろうコール」をしたあと、全員が気勢をあげて植林地に向かいました。昨年とは違って、今年は苗木と道具が植林地に運びこまれていて、参加者は林道を歩くだけでしたが、雨で足元がぬかるんでいる中、みなさん大変苦労されて植林地に移動してくれました。
苗木にはとてもよい環境でしたが、植える側の人間にとってはとても厳しい環境の中、600本の苗木を約1時間のうちに植えてくれました。
植林がもう終わろうとした時に、鹿内博青森市長も駆けつけて、最後の一本を植えてくださりました。
午後、平内町にある土屋コミュニティーセンターで開かれた講演会では、宮脇昭先生が「9000年続く、いのちの森づくり」と題して、陸奥湾から日本、そして世界へという大きなタイトルで話が展開されました。講演会には、平内町漁業協同組合の三津谷廣明組合長も参加して下さいました。
三津谷組合長と固い握手をする宮脇昭先生 司会を担当した八戸大学の三浦文恵准教授
--------------------------------------------------------------また、120名近い参加者があり、昼食に振舞われた「ホタテ丼」が足りなくなってしまいました。食べられなかった方、本当に失礼いたしました。
「ホタテ丼」は、漁師のかっちゃ(かあさん)達が一生懸命作ってくれました。
とてもおいしかったです。来年も宜しくお願いします。
宮脇先生は、青森中央学院大学の中国からの留学生を激励してくれました。
また、NICEのボランティアメンバーをも激励してくれました。
--------------------------------------------------------------
今回の実行委員会のメンバーは、夜遅くまで打ち合わせをして準備を担当してくれました。改めて御礼申し上げます。来年は、今年以上にいい植樹祭にしていきたいと思っています。
|