2月4日(火)13時から、新潟市にあるホテル日航新潟「朱鷲の間」において、第24回「コメリ緑資金」の助成金贈呈式が行われました。今回、白神山地を守る会は、植林活動の為の道具類を、コメリさんから助成を受けることになりました。
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この贈呈式の前に、「石巻を花と緑で明るくする運動実行委員会」と、「白神山地を守る会」が活動紹介をしました。永井雄人代表は、白神山地で続けてきた種苗活動や植樹祭活動等を報告しました。その後、公益財団法人コメリ緑育成財団副理事長・株式会社コメリ代表取締役社長の捧雄一郎様から、助成金の目録を受け取りました。
最後に「NPO法人コメリ災害対策センター」の活動報告があり、コメリ災害対策を知ることができました。
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【写真】
公益財団法人コメリ緑育成財団 副理事長
株式会社コメリ 代表取締役社長
捧 雄一郎 様から助成金の目録を受け取る永井代表
贈呈式後は交流会に参加し、名刺交換を行って多くの団体と活動を交換することができました。 |
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北前船の港町、新潟市の名残りを確認しました。私たちの活動拠点は、日本海に広がる白神山地がある鯵ケ沢町です。日本海を表日本として発展させたのは、北前船です。「全国津々浦々」という言葉があるように、日本海を交易していた北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて活躍した、主に「買積み廻船」の名称のことです。「買積み廻船」とは商品を預かって運送をするのではなく、航行する船主自体が商品を買い、それを売買することで利益を上げる廻船のことを指します。当初は近江商人が主導権を握っていたようですが、後に船主が主体となって貿易を行うようになりました。上りでは対馬海流に抗して、北陸以北の日本海沿岸諸港から下関を経由して瀬戸内海の大坂に向かう航路(下りはこの逆)及びこの航路を行きかう船のことを指しています。西廻り航路の通称でも知られ、航路は後に蝦夷地(北海道・樺太)にまで延長され、昆布やニシンなどを運んでいました。
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この新潟で活躍した小澤家は、北前船が運んだこれらの商品で、一代をなしたのでしょう。この日は月曜日で、休館日になっており中には入れませんでしたが、中庭には北前船で運ばれた立派な石がいっぱいあると聞きました。また、高さのある塀が豪商のイメージをさらに高めていました。
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