その他の活動・出来事
  植林地の津軽沢林道(津軽森見晴らし台)


毎年のように、集中豪雨の影響で白神山地の道路(白神ライン・赤石渓流線)はよく通行止めになります。今年も5月25日からの開通が、6月12日に順延したかと思えば、7月も2回ほど通行止めが続きました。また、8月6日から9月12日まで通行止めとされていましたが、11月14日までと延期され、年内は通行できません。つまり白神ラインは、ほぼ2ヶ月ぐらいしか通行できなかったということです。津軽峠から赤石渓流線に降りてくる道路は支障がないということから、通行止めは解除されていますが、奥赤石川林道の植林地の手入れに出かけるのは、厄介な状況になっています。

 

そんな中、2001年頃から植林してきたブナの実態調査で、津軽沢林道に入りました。雑草がボウボウで車の通行が難しい中、植林地まで草刈りをしながら、延々と4キロ近く草刈りを行いました。途中、津軽森見晴し台登山口の草刈りも少し行いました。この山は、核心部分が一望できるとてもいい場所です。

   

津軽沢林道は、白神ラインの赤石渓流線と津軽峠の中間にあります。入口は、少し草刈りをしないできたので、躊躇するかもしれませんが、20メートルほどすると草を刈ってありますから、心配しないで入ってください。とても登りやすい登山道で、30分ほどで頂上に到着します。天気のいい日はとてもいい眺望です。

 

その林道を突き進んで行くと突き当たります。その先が私たちが「白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川」と名付けた植樹祭の発祥地です。時間がとれる方は、是非ご覧ください。鬱蒼としていますが、目の前に立っているのが、植樹したブナです。もう森になっています。

 

この地で開催した植樹祭に参加した人は、是非出かけて下さい。その為にも、苦労して草を刈ってきました。今年は天狗岳や遺伝資源保存林までは、車では行けませんが、津軽森から、少しでも核心部分の白神山地を見ていただければと思います。