10月19日(日)、今から11年前、秋田県の高清水小学校の6年生だった青年たちが大学生や社会人になっていて、その代表の2人が、自分たちの植林したブナを見に来ました。
(写真左)400年後には、こんなマザーツリーになるんだなぁ (写真右)黄葉したブナの木
(写真中央)遺伝資源保存林を散策して、大きなブナを発見です
場所は、津軽峠の下のふれあいの径沿いにある国有林です。そこは、鬱蒼とした森になっていましたが、ブナは確実に生き残っていました。「おーあったぞ」「生きていたぞ」と叫んでいました。来年以降、大学を卒業して秋田市に戻ることになっている青年は、来年はまた、メンバーを募って少し草刈りとかに来ますと言っていました。
参加者は、今現在植林している奥赤石川林道の植林地も訪れ、記念にブナを植林しました。
当時の子ども達は山に木を植えましたが、心の中にも、白神山地のブナの木を植えたんですね。実際に植林したブナを見に来て、自分たちの思い出にタイムスリップする機会を設けたことは、とても有意義な気がします。
全国に飛び散った当時の植林をした子ども達が、白神山地の植林地の訪問を契機に、大人としてのネットワークが広がるといいですね。
【最後に】高清水小学校の卒業生は、白神山地の一番いい紅葉の時期に訪れました。綺麗な紅葉です。
しかし、紅葉とはどういうことかみなさん知っていますか。紅葉とは、木の葉っぱの色素が寒暖の差で壊れるという行為です。その色素が壊れ、黄色になったり、赤になったりします。その結果、次の子孫を残すために、冬芽をつけるのです。素晴らしい機能を備えた落葉広葉樹ですね。
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