2月6日(金)午後13時より、新潟市のホテル日航新潟4階で、平成27年度公益財団法人コメリ緑育成財団の助成金贈呈式が行われました。白神山地を守る会は、世界自然遺産である白神山地を広葉樹の森に復元、再生するために、実生苗を植樹するということで助成金をいただくことになりました。贈呈式には、永井雄人代表理事が参加し、公益財団法人コメリ緑育成財団理事長・株式会社コメリ代表取締役社長の捧雄一郎氏より、助成金目録をいただいてきました。
挨拶をする公益財団法人コメリ緑育成財団の捧雄一郎理事長
株式会社コメリさんは、昭和27年に新潟県三条市の米穀商「米利商店」として創業し、燃料販売を経て、昭和52年にホームセンター事業に参入、昭和62年には新潟証券取引所に株式を上場して今日を迎えています。一番最初の支援は、三条市の法華宗本山本成寺の庭園が荒れていることを知り、地元の有志の方々と共に庭園の復元をしたことが発端となって今日まで続いているそうです。利益の1%還元ということで、花や緑のあふれるふるさとづくりとして、今日までに約18億円の助成金を、コメリの店舗がある地域に支援してきています。
捧理事長より目録をいただく永井雄人代表理事
その後、助成先の活動紹介が行われました。最後に、NPO法人コメリ災害対策センターの活動報告が行われて閉会しました。
贈呈式終了後は、白鳳の間で交流会が行われ、参加者は軽食と飲み物をいただきながら名刺交換を行っていました。
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北前船の時代館(新潟市文化財)旧小澤家住宅:見学
新潟港近くにある信濃川沿いには、回船経営で財を成した小澤屋七助という米穀商の屋敷があります。運送・倉庫業・回米問屋・地主経営、石油商と様々な事業に進出し、新潟を代表する商家の一つとなっていきました。また歴代当主は、新潟の政財界の要職でも活躍をしています。
コメリさんは米問屋で財を成していく、そして新潟を代表する小澤家もまた、新潟を代表するお米を、北前船で大阪・江戸に運んで財を成しています。日本海の北前船の繁盛が見えてくるような思いで屋敷を拝見しました。このような北前船の発展が、太平洋側の鉄道の発展によって変貌していったことを考えると、北前船の文化跡は、今も営々と残っていると言ってもおかしくありません。また、時代がアジアとの交流に向いてきた今日、日本海側で新しいスタイルが生まれる時代が再びきているように思われてなりません。
旧小澤家の屋敷前。屋敷の近くには清廣刃物製作所があり、今も営業している。
小澤家の家紋。政界に進出した小澤辰郎さんは、田中角栄首相時代の七奉行の一人。
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