その他の活動・出来事
  第4回生物多様性みどり賞(国際賞)
受賞者フォーラム参加報告


12月7日(水)14時より、東京都渋谷区の国際連合大学3F ウ・タント国際会議場において、第4回生物多様性みどり賞(国際賞)受賞者フォーラムが開催されました。主催は公益財団法人イオン環境財団ですが、環境省が後援となっています。【関連記事】

はじめに、イオン環境財団の岡田卓也理事長が挨拶し、受賞者による講演が30分ずつありました。

【メキシコ】島嶼(とうしょ)生態系保全グループ事務局長
アルフォンソ・アギ一レ=ムーニョス氏
40年間にわたりメキシコの沿岸島嶼部・海洋の多様な生態系の保全と持続可能な管理に、努力された業績が評価されました。

【ロシア】世界自然保護基金ロシアアムール支所 所長
ユーリ・ダーマン氏
世界十大河川の一つであるアムール川で、1989年よりダムが淡水魚の生態系に及ぼす影響調査し、科学的知見により、アムールトラ・アムールヒョウ・東洋コウノトリのような希少種を守るための生物多様性ま多様なプログラムをまとめ上げたことが報告されました。

【インド】ナウダーニャ創設者 ヴアンダナ・シヴァ女史
生物多様性を保全し、種苗を守り、農家の権利を保護する伝統的な有機農法を掲げ、インドの女性・小規模農家・先住民および地域コミュニテイや社会的弱者のグループを支援してきたことが評価されました。このナウダーニャとは、インド18州に渡る種苗管理者と農機農産物生産者ネットワークのことを指しています。

各受賞者の講演の後は、休憩を挟んで、公益財団法人イオン環境財団の評議員でもあり、国際連合環境計画・金融イニシアティブ特別顧問の末松竹二郎さんの司会進行で、パリ協定の流れを受けて、これからの生物多様性の取り組みについて、各受賞者を交えてのパネルデイスカッションを実施しました。会場は満席状態で、同時通訳が行われて実施されました。