平成23(2011)年より始めた、平内町の社会貢献の森(国有林)での広葉樹の苗木を植林する「陸奥湾のホタテを高温から守る植樹祭」は、今年で7回目の開催となりました(むつわんの日6月開催)。
この7回目を記念して、第1回目~第7回目の植林活動の記録展を開催しました。これまでの参加者の功労を讃えると共に、次への励みにしていきたいと思います。
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【展示場所】
アスパム2階イベントルーム
【開催期間】
平成29年11月21日(火)
~27日(月)の一週間
【閲 覧】 無料
【新聞記事:毎日新聞】 |
特に、2016年より青森市立奥内小学校と西田沢小学校の環境学習の一環としても植林活動を実施しています。植林活動の様子や、参加した子ども達の感想文も合わせて展示をし、近未来の子ども達の陸奥湾に対する思いをご紹介しました。
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第7周年陸奥湾のホタテを高温から守る
植樹活動の記録展開催のご挨拶
(以下、全文)
平成22(2010)年陸奥湾は温暖化の影響により、基幹産業であるホタテが全滅するという事象がおきました。 ホタテ漁師のショックはもとより、多くの県民が、毎日テレビ・新聞で流れる報道を通して温暖化の脅威を感じ不安を抱きました。
しかし、ただ嘆いているわけにはいきません。
私達は白神山地の保護活動の一環で苗木づくりをしておりましたので、平内町の漁師の方々と話し合いを通して、山里川海が私達の暮らしを支えている事を多くの漁師達や、県民の皆さんにも知ってもらう事で、この素晴らしい陸奥湾を温暖化から守っていこうという話し合いをしました。 |
その為には多くの方々に、陸奥湾に面している山から海につながっている森里川海の中で広葉樹の持つ多面性を植林を通して自然を身近に感じてもらい、その恵みを知る機会を増やそうということになり、第1回目の2011年の植樹祭は、宮城県の気仙沼市で牡蠣の養殖をしている、NPO法人森は海の恋人理事長の畠山重篤さん等を招いて、漁師や一般市民と共に、陸奥湾の海と山をつなぐシンポジウムを開催しました。その翌年は、「木を植える運動」を展開している横浜国立大学名誉教授の宮脇 昭先生を招いてシンポジウムと植林を実施しました。
それから2017年で7回目の植樹祭となりました。 この間の植林活動に参加した方々の功績を顕彰すると共に、これからもこの活動を続けていく為に、ここにこの活動を記念して記録展を開催することにしました。
特に、2018年より青森市内の小学生達にも環境学習の一環として植林活動を実施しています。子ども達の感想文も展示します。近未来の子ども達の陸奥湾に対する思いをご紹介したいと思います。
陸奥湾のホタテを高温から守る植樹祭実行委員会
NPO法人 白神山地を守る会
実行委員長・代表 永井 雄人
共催: 毎日新聞社 支援: 経団連自然保護基金 |
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