その他の活動・出来事
  2024青森オリンパス 秋の植樹祭 開催報告


世界遺産登録30周年記念事業の一つである「クマゲラの棲むブナの森の森の復元・再生プロジェクト事業」の一環として、このたび、企業による植林活動が実施されました。
10月14日(土)午前9時30分、快晴の中、青森オリンパス株式会社の社員による植樹活動が、鰺ケ沢町黒森地区の「白神自然学校遊々の森」で開催されました。

はじめに、青森オリンパスの責任者から「コロナ禍で長く延期していた植林活動が4年ぶりに開催された事をとてもうれしく思う。怪我なく無事故で植林していこ」うというご挨拶がありました。

次に、白神山地を守る会の永井雄人代表から「今年は世界遺産登録30周年というとても有意義な年に、青森オリンパスの皆さまと共に植林できることを喜び合いたい」と挨拶があり、苗木のサイズに合わせた穴を掘ってもらいたいと植林指導がありました。

その後、社員のみなさんが、1メートル以上成長した苗木48本を、丁寧に本植林しました。

 

植林した苗木は、今年の高温の日々が続く中、すくすくと育った大きな苗木でした。参加者はトガを振り上げ、額には大きな汗をかきながら植林活動をしていました。また、植林地の入り口から植林場所まで、ヘルメットをかぶって徒歩で30分以上の道のりを往復移動しました。

 

今年はブナが種をつけていない為に、ツキノワグマの出没がとても多く、サイレン・爆竹をならしながらの植林活動でした。

 

植林を終えた後は、恒例の「白神汁」とおにぎりと手製の漬物を全員で食べました。参加者の中には、この味が楽しみだという方もいて、何杯もおかわりした方もいて、白神汁や山菜のミズを採り、漬物をつくって提供したお母さん方達はにこにこ。いっぱい食べてくれてうれしいねと笑いながら話していました。

 

また、来年もこの取り組みが続けられることを祈りつつ、白神山地を守る会のスタッフが帰りのバスに手を振りながらお別れをしました。
参加された皆さま、大変にお疲れさまでした。