その他の活動・出来事
  早稲田大学の林業体験活動報告


9月5日(木)〜11日(水)の一週間、早稲田大学のサークル団体WHABITATの中の白神チーム「はこにゃんにゃ」10名が、白神山地と平内町の2箇所で林業体験を学んだり、体験学習を行いました。

1日目は、オリエンテーションと自己紹介を行い、一人一人の学部と参加理由を話しました。2日目は、津軽森林管理署管内の林業現場を視察しました。この日は津軽森林管理署の計らいで、小森町の国有林で伐採をしている津軽森林組合の施業活動を視察させていただきました。

 

 

チェンソーでの伐倒作業、倒れたスギの木をハーベスタでカットする作業、プロセッサーでの枝払い作業、玉切り作業、グラップルでの積み込み作業、フォワーダでの運搬作業。伐倒した木はグラップルで椪積する作業・・・と、一連の機械化している林業現場を見学できました。

 

 

 

あまりにも機械化されている現場の取り組みに、学生たちからは驚嘆の声があがりました。また、作業をしている現場の方々との意見交換・質問コーナーの時間もとっていただき、約2時間有意義な林業体験をさせてもらいました。ありがとうございました。

 

平内町では、茂浦地区の別荘(三遊境)に宿泊し、朝は毎日やっている作業前のラジオ体操をして、社会貢献の森の下草刈作業にでかけました。

 

 

気温が30℃近い中、水分をとりながら過去と今年植えたミズナラ・イタヤカエデ・ブナの苗木を確認しながら、伐倒を避けながらの作業でした。

お昼ご飯は、日陰で手作りのおにぎりを食べながら、互いの努力話を話し合いながら談笑しました。

 

次の日は、自然学校近くの苗床見学とブナの種がついているブナの木を見学しました。

白神自然学校の「遊々の森」(植林地)と大浦光信公の古道には、動物監視用の定点カメラを設置してあります。

 

 

今回は、早稲田大学の理工学部の学生達と共に、カメラの電池交換とSDカードの交換を行いました。事務所に戻ってSDカードを中を確認したら、ツキノワグマ・ニホンシカ・イノシシ・ニホンザル・キジ・リス・ハクビシン等々の動物たちが、獣道になっているのか、日中・夜間問わず定点観測しているカメラに写っていました。学生のみんなでそのカメラ映像を見て感動していました。

 

最終日、全員で「合掌」ポーズで記念撮影し、あじバスでJR鰺ヶ沢駅に移動しました。7日間、ご苦労様でした。
貴重な体験と交流は、楽しい思い出や経験となったことでしょう。