今年の白神山地の春の訪れは、例年より遅いような気がします。里では、村人が苗代作りの為に、田んぼにトラクターを入れて雪かきに精を出しています。
動物たちも、この厳しい豪雪を乗り越えたものだけが生き残っています。この時期、動物たちの足跡や冬芽を食べた採餌痕を見ることができます。そんな白神山地も、どんどん春に向かっているのは間違いありません。
3月20日(火)、白神山地の春を探しに出かけました。春の風は冷たく、大きなブナの木に葉っぱがついている時の、ブナ林の中を通る風の音とは違って、葉っぱが落ちた裸のブナの木を通る風はスースーと音を出していて、風のスピードが早いような気がするのは、気のせいでしょうか。
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ニホンカモシカの足跡を発見。ニホンカモシカの糞も、雪の上に落ちていました。
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ニホンザルやニホンカモシカに食べられた冬芽の跡
雪の上にはブナの実の殻斗がたくさん落ちていました
フジの実 ツルアジサイ
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アオゲラあたりが穴を開けた採餌跡が残っていました
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