その他の活動・出来事
2012年3月の白神山地


今年の白神山地の春の訪れは、例年より遅いような気がします。里では、村人が苗代作りの為に、田んぼにトラクターを入れて雪かきに精を出しています。
動物たちも、この厳しい豪雪を乗り越えたものだけが生き残っています。この時期、動物たちの足跡や冬芽を食べた採餌痕を見ることができます。そんな白神山地も、どんどん春に向かっているのは間違いありません。

3月20日(火)、白神山地の春を探しに出かけました。春の風は冷たく、大きなブナの木に葉っぱがついている時の、ブナ林の中を通る風の音とは違って、葉っぱが落ちた裸のブナの木を通る風はスースーと音を出していて、風のスピードが早いような気がするのは、気のせいでしょうか。

 

 

 
ニホンカモシカの足跡を発見。ニホンカモシカの糞も、雪の上に落ちていました。

 

 

 

 
ニホンザルやニホンカモシカに食べられた冬芽の跡       雪の上にはブナの実の殻斗がたくさん落ちていました

 
フジの実                              ツルアジサイ

 
                       アオゲラあたりが穴を開けた採餌跡が残っていました