白神山地

私は2010年6月19日から28日まで、青森県鰺ヶ沢町で自然保護のボランティアに参加しました。内容的には宿伯施設である、一ツ森自然学校の校庭の草刈りや、6月27日に第9回植樹祭が行われるということなので、植樹地の草刈りや育ててあげた苗木を掘りおこす作業、植樹際での指導は小学生を担当しました。子どもたちと共に穴を掘って苗木を植えてきました。

今回このような活動に参加している私ですが、実は正直なところあまり自然保護や環境保護には興味はありません。自分からかけ離れすぎていてあまり身近な問題に感じないのです。しかし、今回の活動に参加させてもらい、少なからず興味は湧いてきました。なんでも変わってしまったものを元に戻すことは容易なことではないと実感しました。

白神では森を守るために毎日汗を流している人たちがたくさんいます。単にニュースや新聞で聞くのではなく、現地の生の声を聞くことができます。ある人は言っていました。
『私達は良いものも悪いものも残してきた。これからは君達は良いものを伸ばして、悪いものを少しでも良くしていかないといけないよ。』
こういう言葉をもらえると思っていなかったので、なぜか嬉しかったです。これからの私はまだどんな方向に行くかわからないけど、自分を信じ、突っ走っていこうと思いました。

国士舘大学3年　
鈴木　恭平