6月28日(木)18時30分より、青森中央学院大学の講堂において、第3回目の「いだわしいシンポジウム」が開催されました。
今回は、環境省の南川秀樹事務次官をお呼びして「環境省が考える生物多様性の取り組みと、日本の現状」と題して基調講演を行いました。
開会式では、はじめに主催者を代表して、白神山地を守る会の永井雄人代表が挨拶をしました。
2010年に行われた「生物多様性名古屋会議」に関連して、名古屋市の中日ビルで「生物多様性in東北」という写真展を開催したことや、その場に三村申吾青森県知事が駆けつけてくれたトピックスを紹介すると共に、日本経団連の「自然保護基金シンポジウム」で講演したことをきっかけに、民間団体500社近くが生物多様性の取り組みを推進しようということで作られた
「環境パートナーシップ」の登録に、白神山地を守る会も加入したことが報告されました。また、白神山地を守る会は今までも生物多様性の取り組みを推進してきましたが、今後の取り組みの目標なども発表しました。
最後に、9月に「津軽環境半島サミット」を開催し、その研究・調査をスタートする旨の話をしました。
次に来賓挨拶に立った三村申吾青森県知事は、明年、白神山地が自然世界遺産登録をされて20周年ということで、県として様々なイベントを企画しているということをお話しされました。
来賓挨拶をする三村申吾青森県知事
続いて、環境省の南川秀樹事務次官による基調講演が始まりました。テーマは「環境省が考える生物多様性の取り組みと、日本の現状」でした。
この講演内容のデータは、環境省から了承を得て、ホームページからダウンロードできます。
【資料のダウンロード(PDF)】
基調講演をする環境省南川秀樹事務次官
次に事例発表として、国立大学法人弘前大学北日本新エネルギー研究所(NJRISE)の村岡洋文
副所長が、「活かそう!!再生可能エネルギーの多様性」と題して事例発表をしました。
事例発表をする弘前大学北日本新エネルギー研究所(NJRISE)
村岡洋文 副所長
続いて、独立行政法人森林総合研究所東北支所の松本和馬
産学官連携推進調整監が、「生物多様性保全は理念も多様、何が課題か考えてみよう」と題して事例発表を行いました。
事例発表をする(独)森林総合研究所東北支所
松本和馬 産学官連携推進調整監
このシンポジウムには、100名近くの参加者がありましたが、「生物多様性」についての認識はまだまだ薄いようです。
来年は第4回の「いだわしいシンポジウム」を開催したいと考えています。
参加者の皆様、ありがとうございました。
閉会の挨拶をする鎌田雨渓理事
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