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"わたしたちの知らない白神山地"展 報告


7月10日(火)〜20日(金)、東北電力グリーンプラザ(仙台市青葉区一番町・電力ビル1F)において、「“わたしたちの知らない白神山地”展」が開催されました。

この催しは、白神山地を守る会が監修して実施したものです。白神山地のブナの成長記録、ブナの秘めた「力」、ブナの水の試飲会、酵母菌、エコ料理、木工品の作成、ブナの苗木の贈呈と、「五感」で楽しむイベントが盛り沢山の10日間で、多くの人たちが会場を訪れました。

 

平日でさえも、白神の水はおよそ200杯も試飲されたようです。また、ブナの大きさも大好評でした。この展示には、白神山地を守る会だけではなく、津軽白神森林環境保全ふれあいセンター他、青森・秋田両県の関係者が展示やイベントに協力して下さいました。

 

東北にありながら、素晴らしい自然遺産の魅力にふれることが少ない仙台市の皆さんには、東二番町通りの東北電力ビルは、とても出かけやすい場所だったようです。
また、東北電力の水力発電所が、鯵ヶ沢町の赤石川上流部にもあり、白神山地と東北電力とは切っても切れない関係にあることも、皆さんに知ってもらうことができました。
また、今回市民に配った4年生のブナの苗木は、来年6月の植樹祭で植林するものです。一年間育てた後に、白神山地へ植林にお越し下さい。今度は現地でお会いしましょう。 

ブナ林の景色のカーテンをくぐり抜けると、そこには、仮設の白神山地がつくられていました。また、ブナの苗木の展示があり、1年生、2年生、3年生、そして5年生と成長がわかるようになっていました。

白神山地の映像が流れ、その年代の大きさを実感できるようにつくられたブナの木は、とても迫力がありました。そして、そのブナの木の根元には、4年生のブナの苗木がかわいらしく飾られていました。そして、先着50名の方に、このブナの苗木が渡され、苗木をいただいた方は、来年6月の植樹祭「白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川」に駆けつけて、我が家で大切に育てたブナを植えることになります。

この植樹祭では、赤石川上流部にある津軽沢林道という所に植林します。その下流には、東北電力の赤石水力発電所があります。今回の企画と植林は、とても不思議な因果の関係を思わせます。