7月14日(土)〜15日(日)、奥赤石川林道のスギと、その先の櫛石山方面のブナの植林と、スギの造成地の様子の調査に出かけました。参加者は、会員とインターンシップの学生等合計13名。二日間は台風の影響もなく、天候に恵まれました。
14日は、午後から入山しました。林道を通って、途中、地図を使って赤石の堰堤の場所を確認したり、林道脇のスギの状態を見たりしました。
夕方前に櫛石登山道入口に到着し、徒歩でその周辺のスギの造成地を見学しました。
この日は時間も遅かったので、テント場に野営し、翌日の朝、櫛石山から、クマゲラの森方面に出向き、途中の山を見ました。そして、途中から、西又沢方面の山を見て戻りました。
しかし、今回の調査中、会員が途中で足をつって動けなくなりました。夜も遅いことから、メンバー2人が残ることになり、翌朝迎えに出かけて2人を発見し、食事をしている時に防災ヘリが飛んできました。
万が一のことを考えて、前日に消防署に連絡したところ、防災ヘリ「しらかみ」号が飛んできてくれ、野営した2人を搬送してくれました。今回、このような形で動けない人が出て、人命を優先し、防災へりの出動により事無きを得たことに深く感謝すると共に、今後、このような事が二度と起きないよう努力したいと思っております。出動して頂いた皆様をはじめ、関係者・会員各位にこの場を通して深くお詫び申し上げます。
白神山地を守る会 代表理事 永井 雄人
クマゲラの森では、老木にクマゲラが採餌の為にあけたと思われる穴があいた木がありました。
西又沢方面の沢には、枯渇した状態の沢があり、今年も水が少ないのかなぁと感じてきました。
今年は、ブナの実があちこちでまばらに見られます。西目屋村方面と天狗岳方面の一部ではブナの実が見られましたが、クマゲラの森方面は見られませんでした。
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