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森林総合研究所との共同研究を始める


7月30日(金)、独立行政法人森林総合研究所の落合幸仁氏と、苗木の安定的供給を目指したブナの簡易な種子保存技術及びマルチ・キャビティ・コンテナ・トレーによる、育苗技術の開発についての覚書を交わしました。

 

これは、白神山地周辺に自生するブナの造林を、省力・低コストで実施するための種子保存技術と、育苗技術を開発することが目的であり、私共が長年取り組んできた地植えとは違った形で苗床を展開することになりました。

また、ブナは4年〜7年おきぐらいにしか実をつけませんが、計画的な苗木づくりや植林を行うために、長期保存技術を獲得する必要があり、種子の保存技術を高める実験も併せて行っていくことにしました。

今回、この実験に取り組む白神山地を守る会のスタッフメンバーは、森林総合研究所の落合技官から育苗技術の説明を受けたのち、一緒に植林地の現地確認を行いました。

 

落合氏からは、「白神山地は自然遺産でもあり、他地域からの種の持ち込みは厳禁でもあり、地元産の苗木をどれだけ計画的に作っていくか、とても面白い実験で楽しみだ」というコメントをいただきました。

また、スタッフメンバーも「この実験を成功裏にしていきたい」と意気込んでいました。

森林総合研究所の視察報告

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