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紫外線セミナー(青森会場)が開催される


9月23日(木・祝)、白神山地を守る会と化粧品メーカーの日本ロレアルさんとの共同開催で「紫外線セミナー」が行われました。セミナーへの参加者は、65名ほどおりました。学生や若い世代、登山をしている方々の参加が多くみられました。この日は、弘前大学医学部付属病院長の花田勝美先生「アウトドアで紫外線とうまくつきあう方法」と題して講演をしていただきました。参加者は熱心にメモを取ったり、質問をしていました。

 
弘前大学医学部付属病院 花田勝美病院長  花田病院長による講演          

花田先生は、いま地球温暖化が深刻になっているが、いまだオゾン層の減少は回復していないとし、私たちは引き続き皮膚ガン、光老化、免疫低下、白内障に注意していかなくてはいけないとお話されました。また、皮膚ガンの場所は、手や顔が全体の85%であり、18歳までに一生浴びる紫外線の50%を浴びるため、子供の紫外線対策がとても大切であるということを説明されました。昔は、日光浴をすることは良いことだといわれてきましたが、最近の母子手帳から日光浴の項目が消えたように、あえて小麦色に焼くために日焼けサロンに出かけたりするのは、皮膚ガンを浴びにいくようなものだとも指摘されました。

また、日本ロレアルの望月映美さんからは、日焼け止めクリームの実演会を開催していただきました。紫外線の害を避ける工夫としては、@木陰や日陰を歩くようにすること、A帽子・日傘・サングラスを利用すること、B日焼け止めクリームを使用することなどが話され、日焼け止めクリームの塗り方は、顔に膜をはるように塗るようにと説明がありました。

 
望月さんによる日焼け止めクリーム実演会   日焼止めクリームの塗り方の説明

 
紫外線や皮膚についての質問時間       司会の奥村理事

 
花田病院長の紹介をする永井代表理事    挨拶をする青森県自然保護課 岡田稔課長