10月19日(火)、鰺ヶ沢町舞戸公民館大ホールにおいて「農漁業での日焼けとうまくつきあう方法」と題して紫外線セミナーを開催しました。鰺ヶ沢町の参加者は、普段、紫外線を浴び続ける野外での生活時間が長いのですが、「紫外線は体に悪いもの」という意識は少なく、同志社大学の市橋正光教授の話を真剣に聞いていました。
講演をして下さった市橋正光先生 セミナーに参加した鰺ヶ沢町民の皆様
市橋先生は、鰺ヶ沢町へ車での移動途中に見かけたりんご畑において、りんごに色付けをする為に、地面に銀色のシートを敷いている光景を通しながら、りんご農家は、上からだけではなく下からも紫外線を浴びる作業をしていると話し、野外で作業する場合は、白い服装が紫外線をはねつけるので、すっぽりかぶる形の作業着は大変素晴らしいと話しました。また、人によって日焼けをするタイプが3パターンあり、自分はどのタイプかということを知り、太陽とうまくつきあう方法を見つけるべきであるとも話されました。
その後、日本ロレアルの望月映美さんからは、日焼け止め化粧品は、クリームタイプから、すべすべするタイプやスプレー式タイプなどが出ていることが紹介されました。そして、日焼け止め化粧品は、普通の化粧品と違って、顔や手など日光にあたる部分を覆うという意識で、伸ばすイメージで使用していただきたいと説明されました。
日本ロレアル製品の日焼け止めクリーム 日焼け止めの塗り方を実演した望月さん
アウトドアの場合も、農作業の場合でも、野外で過ごす時間と日焼け止めの効果時間が問題となります。長時間野外にいる人は、それにあった日焼け止めの値のものを使用することを考えさせられました。また最近は、毎日のように気候変動の問題がニュースで流れていますが、オゾン層の修復はまだできていない状況です。ニュースとしては流れなくなったけれども、被爆する強い紫外線が照射されているという話は、とても説得力を感じました。
いよいよ来年からは、登山者による紫外線対策をテーマに、ホームページ上で、データと紫外線対策の情報について、花田先生と市橋先生からお伝えする方向で検討しています。是非、お楽しみいただきたいと思います。
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