◆◇◆ ◆◇◆ 陸奥湾の海と山をつなぐ植樹祭 ◆◇◆
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10月30日(日)、少し曇り模様でしたが、平内町の漁師の代表、青森県内からも100名以上の参加者が集まり、平内町茂浦の森に広葉樹を300本植林しました(主催:陸奥湾の高温障害からホタテを守る植樹祭実行委員会)。
この日、参加者は青森市浅虫温泉にある道の駅「ゆ〜さ浅虫」の駐車場に集まり、シャトルバスで平内町茂浦の国有林に行きました。今回は、気仙沼市のNPO法人森は海の恋人代表の畠山重篤さん、林野庁の末松広行林政部長、京都大学名誉教授の田中克先生、そして青森県から知事代理で、青森県農林水産部次長の樋口浩文さんら、多数の来賓が参加して行われました。
植樹祭実行委員会 永井雄人
委員長 青森県 樋口浩文 農林水産部次長
NPO法人森は海の恋人 畠山重篤
代表 林野庁 末松広行 林政部長
京都大学 田中克
名誉教授 東北森林管理局 井上達也
青森事務所長
平内町ホタテ漁協 豊島一人 指導部長
海外から英語教師として来ている先生も参加
植樹祭には大漁旗がよく似合いますね
広葉樹を植林する場所は、陸奥湾のど真ん中に位置する茂浦地区の国有林で、アカマツを中心とした林ですが、林の中はスギを植林した場所と、一部里山のクヌギ等がある場所です。今回は特に、スギ林の中を地ごしらえして、林間にイタヤカエデ・ミズナラ・ブナを植林しました。
セレモニーが終わり、植樹地へ出発。最初の坂道がきつかった。
参加者の皆さんは、セレモニー開催場所から植林地まで、苗木とトガを担いで歩き、植林地に到着するまでにエネルギーを使い果たした人もいました。約1時間半、いい汗をかきました。
この植林地は、すぐ脇に沢があり、陸奥湾に注ぎ込まれています。広葉樹は落葉して腐葉土をつくり、多くの海の栄養素となるフルボ酸鉄を含んだ水を、川を伝わって海に注いでくれます。その水は冷たく、陸奥湾の高温障害を守る作用もします。この運動は気候変動を考え、多くの市民の「美味しいホタテを食べたい」というところから始まりました。
海外の参加者と語る永井実行委員長。この日は青森中央学院大学の海外からの留学生もたくさん参加してくれました。来年もよろしくお願いします。
むつ市からも参加してくれました 気仙沼市では地震以降、
山の手入れをしていると語る畠山さん
私たち「陸奥湾の高温障害からホタテを守る植樹祭実行委員会」の委員も、みんなホタテが大好きです。特に、いなかっぺいさんは、ホタテが大好きと言っていました。
是非2012年は、6月18日「ホタテの日」近くの日程で開催します。今度はホタテをバーベキュー形式で食べたりして楽しみながら実施します。皆様のご参加をお待ちしております。
参加者みんなで記念撮影です。来年はたくさん美味しいホタテを食べたいですね。
植樹祭実行委員会は23日、最終打合せを開催。関係者が意見交換をしました。
最終打合せのあった23日は、実行委員でもある、いなかっぺいさんが続けてきた第24回「津軽弁の日」開催日でした。
打合せ終了後、みんなで会場に駆けつけて、津軽弁の笑いの中に入りました。
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