2006年10月26日
午前中は雨が降りました。夏の間に使用されたヘルメットをきれいにするという仕事につきました。仕事は良かったのですが、その後は何もすることがありませんでした。それが少し物足りないような気持ちになりました。アンジェリーカとえみこが作った昼食は、とてもおいしかったです。私の友人がくれた調味料を使ってもらい、役に立てて嬉しかったです。
午後は、ようやく晴れて、外での仕事です。体力の要る仕事ですが、男性メンバーがとても頼りになり、お互い協力して作業をすることが出来ました。今日は、私たちのワークキャンプの良いスタートとなりました。
2006年10月27日
本日は昨日に引き続き、薪の移動と、組み立て。組み立ててばかりいると、運んでくる人の仕事が楽に見えていたが、移動を担当するようになったら、運ぶのも結構大変で、両方やるのが大事だと思った。他の人の気持ちを考えること、というのは、私にとっては努力のいることで、リーダーの仕事の運び方は尊敬出来る。私もみんなが、楽しく作業が出来るように努力したい。作業としては、白神ならでは、の仕事が明日から出来るそうなので、明日から楽しみです。男の子が二人という点で作業としては、男の子に負担がかかってしまいそうだけど、なるべくサポート出来れば、と思う。
2006年10月28日
やっと、ログ運びが午前中で終了。午後は念願の温泉へ。水軍の湯はどうやら、約30万年前の海水だそうで、目にはしみたけれど、体にはいい刺激でした。フィリップにバトミントンの羽根を体育館の電灯に挟まってしまったままであったのを救出してもらい、しばし、さとこ、ひとみと遊ぶ。その前に温泉に行く前には、フィリップとえみこ3人で、赤石川周辺をサイクリングしました。久しぶりの自転車に体がついていきませんでした。
温泉のお陰で体がほてりながら、さとこと近所をお散歩。紅葉の木々に被われた山々に囲まれた景色をゆっくり歩くのは至福の時でした。お夕飯には、人生初のお豆栗ごはんに、あまーいお赤飯。青森のお赤飯が大好きになりました。校長先生には、お約束通り、たくさんのお土産を持ってきて頂きました。
白神山地を守る会の永井さんは、お忙しい中、遅い登場にも関わらず、たくさんの興味深いお話をして頂きました。おかげで、曇がかっていたワークキャンプの目的、活動意義が見えてきました。黄砂のお話、一ッ森の歴史、世界遺産になるまで、なってからの活動など考えるべきことがまた増えたし、自分の無知さをまた実感しました。とてもためになる1日となって満足でした。
2006年10月29日
5時半出発で白神山地の核心地域まで散策に行きました。永井さんのおかげで世に言うエコツアーに参加出来たみたいで、小学校の遠足かのようにうきうき出来ました。涌き水を飲めたことはとても感動的でした。多分人生初の出来事です。朝早く起きたかいがありました。食事当番ということで、1日なんだかそわそわしましたが、ケンとのでこぼこコンビでなんとか切りぬけられました。パエリアを始め、スペイン風の料理を夕飯には堪能出来て、二人にしては上出来かと思います。白神まんじゅうの焼印を押せたのも、感動!富士山登頂で何度も押してもらうことはあっても、自分で押すことは無かったので、しかもまんじゅう。感触も柔らかくて幸せを感じました。だんだんみんなとも仲良くなれてきて毎日楽しいです。
2006年10月30日
本日は1日お休みということで、くろくまの滝までピクニックに行きました。あんまりの景色の良さに、自転車をこぎながら、 ぼーっとしてしまい、こぎに力が入らず、こけかけました。自転車1時間ぶっ続けでこぐのは、結構な重労働でしたが、滝の壮観さで、全て相殺されました。川端でみんなでランチ。りんごもサンドウィッチもとってもおいしかったです。何度でも言いますが、紅葉は最高!ブナの赤と黄色、杉の緑とのコントラストがとっても奇麗でした。
せつこさんのおかげで、なめこ採りも出来ました。直になめこがなっているのを初めて見ました。なるほど。いつもスーパーで売られているパッケージに入っているのしか見たことなかったので、生えてる時からぬめぬめしているのにはびっくりしました。あとは、なめこのサイズの大きさにも圧巻。小さいのがなめこなんだと思ってました。毎日新しい発見だらけで、日々成長出来ている
2006年10月31日
今日からやっと本番。ということで、まずは、ナラの木1年目の根を掘り、切る作業。コツがなかなか掴めず、難航。根が柔らかいのでスコップで根を切らないようにするのが、難しかった。地域のおばさま方と作業を一緒に出来るのが、とっても楽しかった。ランチのおかずも増えて万万歳!せっちゃんに大感謝です。みんなのお昼寝姿を後にして、一人サイクリングを楽しみました。毎日見てもやっぱりキレイ。お昼休みを終えて、ビニールハウスの中の作業を終えたら、次は4年目のナラの木の番。土は固かったけれど、作業としては、こちらの方が楽でした。今日はまだ慣れない作業だったので、ちょいと疲れたけれど、また明日からは少し慣れてがんばれそうです。
2006年11月1日
今日も昨日に引き続き、4年生のナラの木の根を掘りました。道具が上手く使えていないのか、手にマメが出来てしまいました。一生懸命やっていた証拠ということで、良しとします。一緒に作業をしてくださる方々はいつも優しく、いろいろなお話が出来て光栄です。腰が痛くなってくるのは珠に傷ですが、この作業のおかげで、将来大きな木になって誰かの目に留まってくれるようなことがあれば、いいなあと思いながら作業することにしています。鉈で根を切るという、自然界では有り得ないことではあるけれど、この作業がある種の人間と植物、木との共生ともいえるのではないだろうか。なんて考えてみたり。普段出来ない作業をすると、また自分の中にこのような新たな考え方も生まれてくる。のどかで、今日は寒かったけれど、大自然の中に囲まれると、豊かな気持ちにもなるし、その中で海外からの仲間たちを迎えることで、いろいろな意味でもカルチャーショックを体験出来て、とても充実的な日々を送れて大満足です。
2006年11月2日
引き続き4年生のブナの根切り。作業にもやっと慣れてきましたが、お昼ごはんの後のお昼寝にはどうも馴染めず、一人でサイクリング。段々と見慣れてきた紅葉ですが、毎日毎日少しづつ、黄色から赤色へ変わっていくのがなんとも言えず、このひとときが結構楽しかったり。農家の方の生活を少し垣間見、本当に根気のいる仕事だし、区切りのつけにくい作業であり、それこそ一朝一夕で出来るものではなく、幼い頃から慣れ親しんだという経験からなる職業なのではないかと、改めて感心した。
2006年11月3日
本日お食事係につき、一日中少し緊張気味。作業には段々慣れ、船水さんとも少しお話出来たのがよかった。お昼休みには、ティーパックとお菓子を取りに帰り、また一人サイクリング。さてさて、本番のタイ風カレー。ココナッツミルクがなくてもなんとかなりました。グリーンカレーもレッドカレーもなかなか好評だったようで、一安心。明日はいよいよ作業終了。みんなとの仲もなかなか深まって良い感じです。
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