6月18日(土)13時30分より、青森市中央市民センター(青森市松原)において、第2回「いだわしいシンポジウム」を開催しました。はじめに、『低炭素社会への道』と題して、(財)地球環境産業技術研究機構副理事長の茅陽一先生に基調講演をしていただきました。その後、パネラーの方々から事例発表をしていただき、パネルディスカッションを行いました。
シンポジウム開催の挨拶をする白神山地を守る会永井雄人代表
茅先生は、世界のエネルギー事情と、国内の各部門別エネルギー需要を紹介しました。そのなかで、家庭部門での省エネルギーが特に大切で、最近のエネルギー事情は、省エネルギー製品が増えているけれども、エネルギー量が減らないで逆に伸びていると指摘しました。これは、日常生活の「ぜいたく化」による影響が大きく、乗用車の大型化や豪華さ、テレビなどの電化製品の大型化はたんなる贅沢であり、性能はあまり変わらないのに、消費エネルギーがものすごく変わってきてしまったと話し、一人一人の家庭の身の回りをもう一度チェックして見直す必要性があると話しました。また、このシンポジウムのタイトル「いだわしい」は、「もったいない」ということを聞き、「いだわしいライフスタイル」を目指しましょうとお話されました。
基調講演をする(財)地球環境産業技術研究機構副理事長の茅陽一先生
その後、東北大学大学院の長谷川公一教授、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)の泊みゆき理事長、あらた監査法人の野村恭子マネージャーが、専門家の視点から事例報告をしていただきました。
事例報告をする東北大学大学院教授の長谷川公一先生
事例報告をするNPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)理事長の泊みゆき先生
事例報告をするあらた監査法人サステナビリティ・サービスマネージャーの野村恭子先生
最後に、毎日新聞青森支局の北林靖彦支局長がコーディネーターとなり、パネルディスカッションを行いました。
参加者からも、多数質問が寄せられ、関心が高いことが伺われました。
今後は、第3回「いだわしいシンポジウム」開催を目指し、取り組んで参ります。シンポジウムにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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