活動概念について  
 
  基本的考え方  
 


1.水環境の保全に主眼をおく

@国の排水の環境基準より高い基準を設けて、水環境の保全に努める。

A清流の保全。

B林業・畜産、農業関係において、地域の廃棄物の循環を遂行しな がら、水環境のアセスに努める。

 

2.人類共通の財産であるブナ林(自然の文化財)を国際的に支援し、協力しながら維持する

@世界に白神山地のゼロエミッションの情報を発信する。

A世界的なゼロエミッションの会議を、白神山地の関連町村内で開 催できるように誘致する。

 

3.観光のエコツーリズムの推進

@年間40万人近くの観光客による大量のごみや、山道周辺の自然 破壊、排泄物(水質汚濁)の処理が地域の環境に影響を与えないような対策をとる。


A環境に配慮したエコツーリズムを基本にした観光の推進する。

・電気バスへの転換や、大型バスからマイクロバスへの転換

・駐車場の活用(有料化して、電気バス等のピストンをする)


Bエコツーリズムの拠点としての対応をする。

・森林や自然の状態を、それぞれの地域の伝統的な生活様式を損なわず、地域住民に利益をもたらす新しい観光ツーリズムの具体化

・自然との触れあい・観察を重視した活動、多様な文化とライフスタイル(マタギ)の体験の実施

・バードウォッチング、トレッキング、植物・昆虫観察、地元民泊、漁民との交流(鮎釣り、鮭の掴み取り等)、農業(白神米のブランド化)

これらを活動を実施するために、県からの特産品への支援、地元ガイド養成のための支援(特に英語・津軽弁でのガイド)、ツアーコース等のインフラの整備などを通し、持続可能な観光を目指す。こうして、通年観光、自然を生かしたイベントの開発を計画する。

 

4.白神周辺環境の有効活用

白神と関わる周辺地域は、世界遺産白神山地の自然と共生した、廃棄物を出さない資源循環型社会を目指すべきと考える。

白神周辺の地域が、地域から廃棄される廃棄物を地域外に出さず、地域の有限な地球環境資源を使い捨てにせず、繰り返し利用して資源の生産性を高め、持続可能な地域環境を創出する。

このようにして、世界的にも自然遺産と見事な共生をしている地域、広域的なゼロエミッション地として世界に情報を発信し、地域の活性化と経済性と環境の保全とのバランスをとっていきたいと考える。