こどもたちの自然体験
2012こどもたちの冬休み自然体験塾
1月5日〜1月8日


1月5日(木)〜8日(日)の3泊4日間、白神自然学校で開催した「こどもたちの冬休み自然体験塾」には、杉並区のこども2人が参加しました。2人は新幹線で新青森に到着しましたが、雪をみて「すご〜い、雪だ!雪だ!」と騒ぎ、「こんなに雪がいっぱい!すごい!」の連発でした。移動の車の中でも、「全部雪だよ!真っ白だよ!」と騒いでいました。

自然学校に到着すると、続いて開校式かと思いきや、玄関前で、すぐさま雪合戦です。そんな2人は、「今回は自然学校で何がしたいですか」という永井代表の問いかけに対して「雪の上でいっぱい遊びたいです」と答えていました。

 

 

1日目の授業は、スノーシューを履いて「炭焼き小屋」まで行き、ダルマストーブに燃やす薪をチェンソーで切りました。その木をそりで引っ張って、4日間過ごす部屋に運ぶ作業から始めました。部屋に運び終わったら、火起こし体験です。マッチを初めてみたと言っていました。着火材のおがくずに石油を湿らせたものをデレッキでストーブに入れて、薪をその上に置きます。マッチで火をつけると「メラメラメラ」と燃える音を聞いて「ウォー、すごい。火がついた」と感動していました。この日の夕飯は、地元のお母さん達の手料理で食べてからお風呂に入り、ふりかえり用紙を記入して寝ました。


 

2日目は、朝からスノーモービルで学校前の雪原を走りました。新雪が深くて圧雪をつくるために何回かまわってコースをつくりました。そして、いよいよこどもたちがスノーモービルに乗りましたが、「(車輪がないのに)何で走るの?」と疑問に思っていたので、車輪がなくても雪をつかむことができるキャタピラの話をしました。スノーモービル体験は、とても爽快だったようです。

 

 

ずっと外にいたので、体が冷えてしまいました。お昼は、あたたかい鍋料理です。こどもたちは「とても美味しい」と言って食べてくれました。「この肉美味しいね」といいながら「この肉、何の肉?豚肉?」と言います・・・・・実は「熊肉でした」と言うと「えー、熊??」と驚いていましたが、お椀の中のものがかなり無くなってから気がついたようです。

    

午後は、スノーシューを履いて、山の木を伐りだしている作業を見学しながら、動物の足跡を探しに行きました。とても雪深くて、雪が降っていた為に動物の足跡はなかなか発見できませんでしたが、ウサギとニホンザルの足跡を見つけることが出来ました。

 

    

3日目は、鰺ヶ沢スキー場でスキーとそりの体験です。二人ともスキーは初めてでしたが、高校生の指導が良かったのか、二人とも初めてとは思えないぐらいスキーが上手で、一人は完全にマスターしていました。この日は一日中スキー場にいましたが、お昼はお腹が空いたといって少し早めにおにぎり弁当を食べました。

 

 

4日目は、閉校式を行ってからお餅つきをしました。大きな臼でしたが、二人とも永井代表に手伝ってもらって重いキネを持ち上げて、餅つき体験をしました。最後はできたてのお餅に醤油とノリをつけて食べました。とても柔らかくて、一人で6個も食べた子もいます。あとは雑煮にして食べました。

 

 

 

出発間際に、どうしてもやり忘れた事があるということで、「雪だるまづくり」に挑戦しました。地元の2才の子どもも参加して、雪をかき集めて炭で目や鼻・口をつけました。最後は全員の汗の結晶です。

 

雪遊びを体験すること、雪国の生活や暮らしにふれることをテーマにして実施した、4日間にわたる「自然体験塾」は、初めての体験でとても楽しかったようです。

今度は夏に来たいと言って、新幹線に乗り込んでいきました。今度は夏にあいましょうね。