11月22日(月)〜24日(水)、久しぶりに京都の紅葉(もみじ)見学に訪れてみました。どこの場所も、人・人・人でいっぱいでしたが、「なるほど、この紅葉の色合いに魅せられて全国から人が集まってくるのだなぁ」と感じて帰ってきました。これから、京都シリーズを2〜3回ぐらい紹介します。
西日本と言えば、「竹林」があります。今回は、源光庵の「悟りの窓」「迷いの窓」がとても印象的でしたので紹介したいと思います。
円で大宇宙、悟りとし、禅と円通の心を、
四角で人間の生涯、迷いとし、生老病死・四苦八苦を表している
また、写真はありませんが、清水寺を訪れ、成就院庭園特別公開に出会いました。徳川三代将軍家光の再建によって1639年につくられた庭園は、相阿弥原作・小堀遠州の補修とも言われ、松永貞徳の作とも伝えられ、江戸時代初期を代表される名庭「月の庭・成就院庭園」と賞され、現在は国の「名勝」に指定されているそうです。庭園の石の配置と、一つ一つの石に込められた思い、そして遠近法を思考した木々の配置も見事なものでした。
私が一番強く感じたのは、初めて持仏堂というものを拝見したことでした。先祖代々、その家系の人が亡くなると、家々には持仏堂をかまえ、亡くなった方の追善供養をおこなう建物として建てられてきた持仏堂は、今では仏壇として位牌を祀っていますが、本来はこのような場所で、亡くなった家族と共に、庭園も家族も敷地は一緒という一体感を感じました。とても新鮮な感じを受けました。
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