『津軽』の魅力についてご紹介
春の八甲田山のブナ


「早春の八甲田」ではないが、まだ残雪が残る八甲田山のブナの開花状況を見に出かけました。里では気温が15度ぐらいでも、山では5度ぐらいで、道路脇には、残雪がたくさん残っています。

 

青森市田代から十和田ラインを駆けめぐりました。途中脇道に入って、ブナを撮影しました。その時、偶然にも滝を発見しました。白糸のような滝は100メートルぐらいの長さがあり、優雅に流れ落ちていました。また、道路脇を流れる川は雪解け水なのか水量も豊富で、里の田園に向けてまっしぐらに流れ落ちていました。

        

 
この萌葱色のブナの葉っぱの色が大好きです。産毛を葉っぱの表面につけて、日光と雨水をいっぱいに吸い込もうと大きくなっていく。そして、幹を伝わって「樹幹流」として緑のダムと言われる落葉広葉樹の森となっていくのです。

 

昨年はブナの種が豊作かなぁと思っていましたが、猛暑で夏場に種が落ちてしまいました。今年は季節ごとに定点観測を重ねながら、種の状況を観察して歩きたいと思っています。また、県内の他地域のブナの観測もしていきたいと思っています。とにかくどこの山も、今年の1月に降った雪が多かったせいか、多くの川は水量が多いですね。ぼろ車も大活躍です。

 

 

撮影日:2011年5月15日