青年海外協力隊からの報告
ザンビア青年海外協力隊報告 NO.5


早いもので、今年も終わりに近づいてきましたね。
たしかに、日本だと、秋から冬へと向かって、今年も終わりだという気分になってくるのですが、ザンビアは、これから猛暑の時期に入ります。11月中旬以降、雨期になって、そこそこの暑さのまま来年を迎えることになるのです。日本にいるときとは違った感覚になりそうです。
ザンビアでは、雨期と乾期の差がもの凄く違います。乾期だと、ほんと、雨粒1滴さえ降りません。

「刷り込みについて」 たとえば、私たちアジア系の人を見ると現地の人達は、「チョンチョリ」(中国人に対する軽蔑語と言われています)と言う子がけっこういます。それも、1つの刷り込みかもしれません。
私が住むこの地域ではありませんが、特に銅の取れる地域(コッパーベルト方面)では、多くの子どもたちが「チョンチョリ」と言って、中国系の人達に石さえ投げてきたりするそうです。そして、「チョンチョリ」と呼ぶのは、中国語の話し方がチョンチョンチョンチョン言っているように聞こえるからだとか。
中国人がザンビアの銅資源を搾取しているとして、中国人(に見える人も含めて)を見かけたら「チョンチョリ」と呼んでいるのです。これも1つの刷り込みなのかなと思います。

あとは、ザンビアでは、先生の地位がすごく高いです。そして、遅刻をしたり、騒いだり、何かいけないことをしたら、すぐにパニッシュメント(掃除や時に体罰)を受けることになるため、なぜそれがいけないかを考えることなく、パニッシュメントを受けたくないから、そういう行動をとらない考え方になっていると感じています。
また、引き続き考えてみます。また思いついたらご連絡します。

ちなみに、この季節、ジャカランダという木が紫色の花をつけて、道端に散っていきます。ザンビア人は、それらを見て、道が汚くなるといっていますが、私は日本の桜を思い出させてくれて好きです。写真は、学校へと続くジャカランダの花道です。

それでは、また。


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青年海外協力隊・ザンビア・理数科教師
永井正彦
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