ブナの成長記録
植樹祭とブナの苗木の成長記録のスタート


昨年2001年の夏あたりから、この津軽沢林道で植樹祭を実施するための打ち合わせ会をし、ある時は現場の山に行き、ある時は森林管理署鰺ヶ沢事務所で打ち合わせをしました。

そしていよいよ、2002年6月22日、23日「白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川」という第1回の植樹祭を開催しました。実行委員長はもちろん、長谷川兼己鰺ヶ沢町町長です。当日は、木村守男青森県知事、荻原東北森林管理局青森分局長、冨田青森県議会議長など、県の大物が軒並み姿をみせました。そして、全国から集まった100名ほどの参加者によって、500本のブナの植樹がされたのです。

植樹後は、地元の漁協婦人部によって、おにぎりや幻の魚イトウの田楽、キノコ汁などがふるまわれ、参加者は、とてもすがすがしい植樹祭が開催されたと言っていました。また、次の日は、町が一生懸命取り組んだグリーンツーリズムの催しがあり、参加者は、とても素晴らしいと感動していました。

ブナの成長記録の対象は、津軽沢林道に2002年6月に植樹した4年物のブナの苗木で、青森県林業試験場の指導を受けて下記の内容で記録をとることにしました。

  <記録項目>

  1.植栽範囲(面積)
  2.植栽本数
  3.樹高
  4.直径(小さいときは根本直径、
        樹高1.2mを超えた時は胸高直径)
  5.枯損等諸被害本数とその原因


  <記録に必要な道具>

  1.コンパス  2.ものさし  3.標識
  4.マジック  5.記録用紙

 

直径や樹高等、個別の成長を記録するために、標準的なものを20本程度選び、個体識別が可能なように標識を立てて、定期的に調査記録をすることにしました。

      
    @ブナにコンパスをあてがう         Aものさしでコンパスの幅をはかる
                               
      
    C記録完了                   B記録対象のブナに番号をつける


 第1回 ブナの成長記録 (2002.10.14)