その他の活動・出来事
第4回「白神山地ブナ植樹フェスタin赤石川」を終えて


< 開会セレモニー > 10:15

シャトルバスから降りて、参加者が意気揚揚とセレモニー会場へ歩いてやってきました。参加者がそろったところで、開会セレモニーが始まりました。

司会は、会員の戸堀 弥生さんがつとめました。

1.実行委員長挨拶

長谷川兼己鰺ヶ沢町長
赤石川が豪雪で通行止めにもかかわらず、多くの皆さんがこの植樹祭に参加した労をねぎらいました。世界遺産の価値について、「世界遺産会議」の開催についてお話がありました。
「事故のないようにお願いします」

2.来賓からのご祝辞

○青森県出納長  長谷川 義彦 様
三村申吾青森県知事のメッセージを代読しました。「本年は秋に東南アジアを中心として地域の代表がこの青森県に集って自然遺産会議が開催される大事な意義ある年。この年に、全国からこのように自然遺産を守ろうとこの植樹祭に参加され、知事をはじめとして青森県を代表して歓迎します。この植樹祭もプレイベントの意味をかねており、今日はこの大自然のすばらしさを満喫していっていただきたい」と参加者に感謝の言葉を述べられました。
世界遺産の魅力について、地元住民の参加による活動の素晴らしさについてお話がありました。
「この地が豊かな地域となるように願います」

○青森県議会議員  冨田 重次郎 様
冨田重次郎青森県議会議員は、鯵ヶ沢町選出の県議会議員であり、毎年植樹祭に参加をしています。多くの方々がこの地を訪れ、白神山地の保護に貢献していることににより、地球環境問題も、一人の人の行動から変わっていくと、参加者を激励しました。
お話の中で、東北大学の西沢潤一氏の本「人類は80年で滅亡する」の紹介がありました。この本は、大気中の二酸化炭素濃度が増え続ければ、近未来に人類が確実に滅亡へ追いやられると予測しています。この本の内容を踏まえて、植樹の大切さについてお話いただきました。
「この植樹が続きますように」

 

東北森林管理局青森事務所 自然遺産保全調整官
  
原田 正春 様
林業行政はここ数年で大きく変化し、今スギの植林から、広葉樹、そして混交林を目指す方針に変わってきたことを紹介し、この地域にしっかりブナが根付いていることに感謝の言葉を述べられました。
(役に立たない)スギは整理し、森との共生林をつくっています。スギを除伐しないで役に立つスギと広葉樹を混ぜて育て、混交林の森づくりにする。このように、森の手入れをする人が年々増えています。とお話いただきました。
「南金沢小学校5・6年生のみなさん、森の手入れを頑張って下さい」

  

3.来賓紹介(同不順)

○青森県 環境政策部 自然保護課長  佐々木 秀 治 様

○青森県 農林水産部 林政課長    野 宮 正 宣 様

○鯵ヶ沢町議会議員          世 永 富 也 様

○津軽森林管理署鰺ヶ沢事務所     横 山  博  様


4.植樹方法についての説明

白神山地を守る会  永井雄人代表理事
過去に植樹したブナ等が、ウサギネットの効果もあり、順調に根付いていることが紹介され、トガを振り上げる時の注意や、ブナの根が乾燥しないための注意点を説明しました。
今回はミズナラの苗木もありますが、ミズナラの苗木には、ウサギネットは取付不要という説明がありました。ミズナラは、ウサギに食べられないそうです。

 

では、いよいよ植樹です!(次のページへお進み下さい)