世界遺産白神山地においては、青秋林道建設・立入り禁止規制など、さまざまな問題が起きている。
自然環境と地域社会の活性化は同じ方向性で論じなければならない。しかし、世界遺産に踊らされて議論の方向性が間違っていると考える。
日本には自然保護の固定化された概念がないため、自然の連続性を無視した間違った自然保護が行われている。これは、環境の倫理観ができていないためである。
また、人間と自然を離すことによって自然を理解できなくなると考える。世界遺産の中で人間はみんな生活しており、自然が地域社会と結びついている。
自然の本質を理解し、白神山地の自然を健全な状態に整備する必要がある。